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弱いことの意義

日差しがすこし影をよんでくる日がすこしだけ増えて来ましたね。まだまだ寒いですが季節は一歩一歩前に進んでいるのです。あゆみが早いか遅いかは問題ではなく、こうして前に進むことが大切なんだとお日様に教えられます。
さて、教えられるといえばコンピューター・・・AI・・・そしてロボット
つい先日もアイボの話をしました。
目覚ましい進歩によって人間のかわりをしてくれるロボットやAI
テクノロジーはそれこそとどまることを知らずどんどん先に歩んでいきます。
アイボはより犬らしく?受付の女性は笑顔で対応するアンドロイド風?
それはそれで将来を担う素材として必要なものです。鉄腕アトムの時代はもうすぐ?
そんな進化したキョゥ力なロポットたちの台頭によって人の職業がなくなるという話もちらほらですね。まぁ本末転倒というところでかん゛あまり議論はされないようです。
そんな中で「弱いロボット」の存在をご存知でしょうか?
「弱いロボット」は人の手をじょうずに借りながら行動します。
つまり決して性能が高いわけではなく、擬態クオリティが美しいわけでもありません。もちろん人の仕事を取ってしまおうと言う力もありません。むしろ自分から新しい需要を喚起している、そんなロボットです。
たとえば、ゴミ箱の形をしていて車輪がついていて移動するロボット。
このロボットは、自分ではごみを拾い集められません。
ごみを見つけると近くにいる人のところにすり寄り、ぺこりとお辞儀をしてごみを入れてもらいます。また、ごみを入れてくれた人にはもう一度お辞儀をして、去っていきます。
マコのてというロボットはただいっしょに手をつなぐ、それだけのロボットです。
介助してくれないし、どこかに連れて行ってくれるわけでもない。ただ手をつないで人にくっついていくだけ・・・・
こうしたロボットはいっけんなんの役にも立たないように思えます。ペッパーやアイボのように機能的でもないし人工知能で学んでもいかない。
でもこうした弱いロボットの担う人との関係づくりや、未来のインターフェースのデザインなど、さまざまな可能性を秘めていると提唱するすごい人がいます。
ICD Lab(豊橋技術科学大学 情報・知能工学系インタラクションデザイン研究室)の岡田美智男先生です。
ICD LAB
弱いロボット記事

●ロボットなのに、ちょっとおぼつかない
●ひとりではなにもできない
●シンプルで素朴
●どこかとらえどころがない
ロボットを機能としてみなすのではなく「社会的な存在」に位置づけることによって、人との間により自然で心地よい関係が始まる・・・
そう、ロボットは弱者であって、けっして人を支配するものではない。
助けあえる関わりの中に人間らしい生き方や喜びを見いだせる相棒
これって、もしかして?私たちと犬たちとの関係に似ていませんか?
私、すごく共感しました。
そういえば鉄腕アトムの作者、手塚治虫先生の漫画の中にもそんなロボットが出てきていたなぁ
経営学者のピーター・ドラッカーが
「コミュニケーションで最も大事なことは、言葉にされないことに耳を傾けることだ。」
と言っているように、
出来上がったものを使うことはコミュニケーションではなくて、出来上がっていく段階でコミュニケーションは生まれるということをこのロボットたちは言わんとしているのかもしれません。
人をアシストせず、アシストを必要とするロボット、そこからアイデアやイマジネーション、そして人らしい感覚が呼び覚まされる・・・大事ですね。
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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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