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学習概論ミニ

今日は朝からいいお天気ですね。
3月下旬の陽気だそうですが花粉もすごそうだなぁ

さて、昨日はルーデンスっ子のムーちゃんと一日を過ごしました。
7ヶ月齢になるムーちゃんは思春期に入り、やや難しい時期です。
この頃は第二社会化期ともいわれますように、3ヶ月齢までの第一社会化期での経験を元にして上書きの社会化が行われます。
ゆえに3ヶ月齢までの経験値が少ないと鋭敏になることもあって要注意なのです。
もちろん科学的なプロトコルと実際は異なる点もありますから全てがそうとは限りませんが、私が知る限り経験の限りで言えば、多くはその通りとなります。
今日はパピーパーティーもありますのでちょっとこのことに触れておきましょう。

3ヶ月齢までの成長は神経系の成長が強く、身体に及ぼす影響はとても大きいのです。
そのため社会化には3ヶ月齢までがもっとも大切といわれます。
神経系の成長はさまざまな神経回路が形成され、外から受けることに対して対応できる能力に変わります。
この能力は一度その回路が出来上がると将来にわたって消えることはありません。
社会化は一生の財産と私がいうのはそのためです。
それゆえにこの時期に神経回路へ刺激を与え、さまざまな動きを経験させることで、後の大きな成長の下地を作っていくことができるのです。

よく、うちの子は集中力がなくて・・・という話をききます。
一方で子犬の頃は集中力がなくて・・・とも聞きます。
さて、どうでしょうね?
実は、最も集中力のある時期こそが3ヶ月齢までの社会化期つまり神経系の成長期なのです。
パピーは一見、集中力とは無縁で、あっちいきこっちいきして落ち着きがないように見えます。
しかしパピーは常にさまざまな刺激を求めています。
その結果、あっちこっち・・・・という行動がうまれ、それを単純に落ち着きがないと感じてしまうのです。

パピーが自ら刺激に近づけるということは、刺激を知りたいという欲求です。
その刺激のひとつが私たち飼い主であるとすれば、もっとも大切な時期に自分自身との良い経験を育むべきですね。
そしてパピーが将来にわたって経験していくこと、経験させたいことが外にあるならば、それもしっかり経験させていくべきなのです。
ですから集中力というのは社会化期にこそ養われますし、成犬になってからそれを養うのはとても難しいことなのです。
・・・うちの子は集中力がなくて
その子は3ヶ月齢までにどんな刺激を受けて育ちましたか?

で、話をムーちゃんに戻します。
7ヶ月齢になるムーちゃんは思春期に入り、やや難しい時期といいましたが、難しいというのは困難ということではありません。
社会化期にうけた刺激をベースにして、即座に行動におこせるすごい時期でもあるのです。
最近、アウラの生徒さんの中で話題となっている「真似をさせる」※実際には報酬に基づいた学習の一部であり、犬は模倣をする能力は持ちません。
も、この時期にどれだけ刺激を受けたかによって出現率が変わってきます。
もちろんそれを引き出すための人のスキルにも影響します。
たとえば、先日のムーちゃんは私の後について私が通った通りにあるきます。
ハードルを私が飛べばムーちゃんも飛びますし、三角コーンをいくつか置いて、そこをスラロールすればムーちゃんもそのように動きます。私が椅子に手をかければムーちゃんも前足をかけます。
それは教えたわけではなく、ムーちゃんが社会化をベースにして本当に簡単に考えもせずおこしている行動なのです。
もし社会化期に色々な経験をしていなかったとすれば、はじめてみるハードルや三角コーンにまず戸惑うでしょう。当然集中は私にではなく他のものになりますね。だからくっついて歩けませんね。

で、こういう真似をしているような行動に報酬をつけて、合図をつけていけば新しい行動を教えることはできます。
ところが、犬というのは鏡像認証ができないので、パントマイムのように真似をすることはできません。
この話はややこしくなるのでまた今度としますが、とにかく今のムーちゃんは学びの宝庫です。
一方でこの時期は生殖系の発育が強くなり、女の子は女の子らしい振る舞いをするようになってきます。
そうすると、せっかくの学びの宝庫もよからぬ方向に向かうことも多いわけです。
人間でいえば、中学生くらいになると、突然、鏡の前に立ったかと思うと何時間も自分の顔を眺めていたり、ある日突然、口紅をつけてみたり、どうみてもおかしな髪型だったり洋服を着たりするようになる・・・そんな時期なのです。
で、それをおかしいからやめなさいと注意すると反抗期のスイッチを押してしまうわけですね。
せっかくの学びの宝庫が反逆の狼煙をあげることになるのです。
ですからムーちゃんのこの時期は難しい時期なのです。

多くの人はこうしたプロトコルを知らないですし、専門家と呼ばれる人たちも知りません。
逆に、なんとなく経験値から、あぁそういうことかって思う人は多いでしょう。
でもそれじゃすでに犬の成長は終わっていますからね。

ちなみにうちのビンゴは成犬になってから耳が聞こえなくなりました。
そのため、新しいことを教えるにはとても苦労をしました。
だって、合図が出せないのですからね。クリッカーも聞こえませんしね。
そこで自然に私とビンゴは真似っこ学習に入って行きました。
幸いなことにビンゴは社会化を適切に行なったため、私の指示がなくても自分で報酬に向かう術を持っていました。
私が行動するアクションに反応する能力はとても高かったため、今のムーちゃんがやっているような金魚の糞状態の行動はとても上手でした。あれを報酬にくっつけていけばもっと新しいことができたのでしょうが、残念ながらその頃は自分の中にこの学習の形態が確立できていませんでした。
ちょっと話がそれていっちゃいましたが、とにかく社会化から思春期の時期は大切です。
ルーデンスではそこまでの時期をできるかぎりアシストしています。
ルーデンスは正直なところ大変な労力ですし、対価としては報われません。
しかし私にとっては報酬は金銭よりも、この経験を通して自分自身のプロトコルを確立していくことです。
私は誰からも学びの時間は持ちませんが、こうして犬たちから学んでいる。
で、一番難しいと思うのは、
この経験からできあがったものを人に伝えること・・・・
西田語は難解と言われますが、自分でも何いってるんだかなぁってことありますから
えっ、私の社会化が問題・・・
そ、そ、そうかもしれませんっ
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アウラのインスタ
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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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